沖縄の旅(1)・・・衣と食

12月3日から修学旅行で沖縄に行ってきました。前日に笹子トンネルの天井板崩落事故が起きましたので、明け方の4時45分に学校を出発し、何とか予定通り沖縄に到着することができました。
 2日目はタクシー班別自主研修の日でしたので、私も同僚と二人でタクシーに乗り、国の重要無形文化財に指定されている芭蕉布に触れるべく、北部の大宜味村喜如嘉へと向かいました。私は家庭科の教師ですので、衣生活に関する指導も食生活と同様に力を入れています。画像特に繊維の種類や性能に関する分野は奥が深く、自然科学的な側面の他に文化的な要素も盛り込もうと、芭蕉布のことも授業で紹介をしているのですが、これまで文献に記載されている範囲のことしか話をすることができませんでした。そこで、この修学旅行の機会に芭蕉布を自分の目で見てこようと思ったわけです。芭蕉布会館に到着し、芭蕉布作りの作業場にお邪魔をしましたところ、運良く人間国宝の平良敏子さんのお姿を拝見することができました。画像平良さんは御年91歳になられるそうですが、芭蕉から取り出した繊維をつないでいく大変難しい作業を黙々と行っていらっしゃいました。機織りをしていた職人の方々は若く、平良さんの並々ならぬご努力によって、芭蕉布作りの後継者が育っているのだなと、少し安心しました。会館の周辺には芭蕉が植えられており、花を観察することができました。
画像 芭蕉布の里を後にし、名護市方面へと向かい、沖縄そばのお店で昼食をとりました。前夜のホテルの食事が肉料理ばかりだったこともあり、野菜そばを注文することにしました。野菜そばとはいっても、肉も一緒に炒められていて、どんぶりひとつでバランス良く栄養素が摂れる優れた一品だなと思いました。沖縄そばも本土のうどんと中華麺のハーフのような感じで、なかなか美味しい麺類ですが、沖縄が本土に返還された際、本土でいうそば粉の入った「そば」とは異なるため規格外とみなされ、「そば」という名称を使用してはいけないと役所から通達され、その後役所と根気強く交渉した後、ようやく「そば」という名称を使用できることになったのだそうです。ところで、タクシーの運転手さんは注文の際に「みそ汁」と言っただけだったので、私はてっきり豆腐やワカメが入ったみそ汁のお椀が一杯だけ出てくるのかと思い、運転手さんはダイエット中なのかしら(運転手さんが女性だったので)などと心中で余計な詮索をしておりましたら、野菜や肉がたっぷり入った汁物のどんぶりにご飯が添えられて運ばれてきました。沖縄でいう「みそ汁」とは、そうしたものなのだそうで、今度「ケンミンショー」あたりで紹介してもよいのではなどと、つい思ってしまいました。(笑)
昼食を終え、天然記念物の「ヤンバルクイナ」を見学した後、ホテルに戻る道中、タクシーの運転手さんから沖縄の食文化について様々なことを教えていただきましたが、内容が豊富で少し長くなりそうなので、次回に記述したいと思います。